February 2023
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engawa母屋に突如現れた「部屋」の正体。150kgの麹を仕込む!
Category : Engawa Newsこんにちは!engawaブログ担当の鹿島香子です。 今回は当ブログ恒例の、「ある日engawaに来てみたら」シリーズをお送りします。 なんだこれは…。つд⊂)ゴシゴシ( ゚д゚)?? 「ある日engawaに来てみたら」、不思議な物体が鎮座していた…という例はもはや日常なので、滅多なことではもう驚きませんがさすがにこれは、でかい。笑もはや家じゃん!!( ゚д゚)スモールハウス!! 引っ張っても仕方ないので、正解を言いますとこちらは「麹室(こうじむろ)」。ドーン 文字通り、麹づくり専用の空間です。 野良の暮らしを中心として、味噌を大量に仕込むのが、engawaの冬の風物詩。昨冬は掘り炬燵で蒸し米を温め、合宿形式で麹の出来上がりを待ちましたが今季からは麹室がその役割を担います。 四季に寄り添い、昔ながらの手仕事を大切にしているengawaでは暮らしに必要なあれこれを手作りすることが多く、この麹室も例にもれません。スギ板を使った、お手製です!調湿機能に優れた無垢材の板が、麹作りに最適な温度と湿度を保つのを助けてくれます。 この中板一枚一枚に、種麹をまんべんなく振りかけた蒸し米を広げて二昼夜、室の中で保温。三日目、麹の完成!!ワーε٩( >∀< )۶зヾ【喜・∀・】ノ━ィ!! ……こう書くと、放ったらかしておけば麹が出来上がるように思えますが…… engawaに鳴り響くアラーム音…一体なにが!? 「ピピピピピピピピピピピ」日中、engawa母屋に謎のアラームが響き渡りました。 「42度超えた!!!」 熱に弱い麹菌。麹室の室内が温かくなり過ぎてしまうと、麹菌の一部が死滅してしまうため42度に達した時点でアラーム音が鳴るように設定してあるのです。 アラームを受けて、熱冷まし大作戦が始動!!中板ごと蒸し米を取り出し、机などの上に移動させ、手でほぐして全体を撹拌していきます。作業は、その場に居合わせたメンバーの手で! わたしも参戦しました(´・ω・)キリッ 「ピピピピピ…」 キタ━━━ヽ(□゚ )人(゚□゚)人( ゚□)ノ━━━!! ↓ 。。。φ(゚д゚)。。。(φ(。_。;)φ))。φ(゚д゚)。(φ(。_。;)φ))。。。φ(゚д゚) ←撹拌中中板全体から漂ってくる、麹特有の甘い香り。米の塊をほぐしていくと、その香りが更にふわっと広がります。。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。 ホワホワホワ〜〜 と、ここで不意に質問されました。「昨日、納豆食べた?」え?納豆?どうだったかな……忘れたよ。ちなみに私はヒキワリ派。 ……違いました。納豆トーク開始の合図ではありませんでした。Ω\ζ°)チーン納豆菌は、生命力・繁殖力が非常に強いことで知られています。前日の夕飯で納豆をいただくと、たとえその後にお風呂にも入ったとしても納豆菌が体に付着している場合があるのだとか( ゚д゚)エェッそれくらい強力な菌なのです。そして、そんな強力な納豆菌が麹をつくる時に混じってしまうと、麹菌の繁殖が妨げられる可能性がある…。それを踏まえての質問でした。菌の世界は奥が深い…!! さて、始めの頃は慣れなかったアラーム音も、そのうちengawaの日常のBGMとして定着。笑味噌の仕込みに向けて、150kg分の麹づくりも佳境を迎えています。 さあ、今日もengawaで、麹の出来上がりを楽しみに熱冷ましに勤しむとしましょう!!←仕事しろ
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2023年度の野良マルシェ
Category : Engawa News野良マルシェ開催!by 野良の暮らし こんにちは、「野良の暮らし」メンバーの周子です。本日は engawa ブログ担当の香子さんに代わりお届けいたします。 私たち「野良の暮らし」は、毎週月曜日と金曜日、里の engawa 前の畑と田んぼ、小屋を拠点として活動をしています。engawa のアレックスと「野良の暮らし」リーダーのリエさん・マヨマヨは、いつもメンバーが楽 しく活動ができるよう、また学びや気づきがあるようにと、考えてくれているのを感じています。 そんななか、昨年に続き第 2 回めの野良マルシェを、1 月末に開催しました。 日本列島に大寒波が訪れた週でしたが、ここ寺家町は冬晴れの青空。 夕方からは寒さもすすみましたが、日中はみんなの心を表すかのようにぽかぽか陽気となりました。 肝心の出店内容は、というと・・・? 畑では「野良の暮らし」で作った梅干し入りのおむすびと豚汁。 母屋ではメンバーお手製のお菓子やジャム、おしるこやお野菜たっぷりのスープ。 おしゃべりのお供にはコーヒーや薬膳茶。 「野良の暮らし」の味噌作りプログラムの中で醸した米麹を使った甘酒は、お味がまろやかで絶品! 中庭の炭火まわりで自分で焼く簡単バーベキューも大人気でした。 食べ物以外のお楽しみは、みつろうラップをはじめとした手作り品の販売や、アロマオイルを使ったお香づくりと抹茶アートのワークショップ。奥ではハンドリフレの施術コーナーもありました。 こどもたちも自分のできることを探し、主に遊び担当で出店。立派に呼び込みまで行っていました。その間もっと小さい子たち(^^)は集まって何やら相談したり遊んだり。野良のこどもたち、生きる力が伸びています! 企画段階から、各自の希望を出しあい、時にはメンバー同士で提案しあいました。参加は強制ではなく、無理なくやるのも「野良の暮らし」の良いところです。 当日は、知人友人だけでなく、「野良の暮らし」や里のengawa に興味をお持ちの方もお越し下さいました。 みんなの得意を持ち寄った出店なので、それぞれがスペシャリスト。自然とお客様と話がはずみます。 メンバーが自分自身の小さなお花を咲かせてふわっとあつめた、野の花のブーケのようなマルシェ・・・なんていうと言いすぎでしょうか?笑 活動の場として使わせていただいている里の engawa は、みんなの心のサードプレイス。 このような場所があることに心から感謝しています。 「野良の暮らし」もこれから 3 年目。来月から第三期の活動を始めます。ご興味のあるかたはnorano.engawa@gmail.com までご連絡くださいね。 instagram のアカウントもございます。 https://www.instagram.com/nora_engawa メンバーみんなでお待ちしています。