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engawaの放課後
Category : Blog第2・第4水曜日の15:30〜17:30小学生の子どもたちが里のengawaで、里山時間を過ごしています。 「engawaの放課後」 特別なカリキュラムがあるわけではないですが、昔ながらの暮らしがある里のengawaでは、季節とともに暮らすだけでも、毎回何かしらやることがあります。 春は田んぼのお手伝いをしたり、夏は虫取りや流しそうめんをしたり、秋は枯れ葉を集めて焼き芋を焼き、冬は焚き火。そんなお楽しみだけでなく、薪を割ったり、収穫した農産物を加工したり、アレックスに教えてもらいながら建物の修復を手伝うこともあります。 現代の便利な暮らしの中ではなかなか体験しないことも多いですが、手間を楽しみながらひとつひとつ道具の使い方や、ちから加減や、季節に沿った暮らしの意味を知っていく。発見と疑問、工夫と挑戦を繰り返す子どもたちはとても逞しいです。 ただいまメンバー募集中です。 お問い合わせはsatonoengawa@gmail.comまで。
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ほうきづくりの会のこと
Category : Blogお知らせをするたびにあっという間に満席になってしまう「ほうきづくりの会」。 教えてくださるのは、材料となるほうき草(ホウキモロコシ)を種から栽培するところからほうきづくりをされている蓮恩さん。ほうき職人の祖父から継承した技術を活かしつつ、現代の暮らしに合わせたスタイルのほうきを作りをされています。 ほうきづくりはほとんどの方にとって初めての体験。最大6名の少人数制で、ひとりひとり丁寧に教えてくださいます。 足も使うので、スカートよりはパンツスタイルがおすすめです。 糸は好きな色を選べます。みんなでやっているようでいて、集中してるので黙々と作業してます。 出来上がった時には晴々とした達成感✨自分で作ったほうきはとっても愛おしく感じます。同じように作っても毎回個性が出るのが面白いですね。 デザインは、その回によって違うことがありますので募集時の画像をご参照ください。1回参加して別のデザインを作りたくなった方もいろんなタイプを作れます。
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あおばを食べる収穫祭 出店
Category : Blog11月23日、今年もやってきました!藤が丘駅前の公園で行われる「あおばを食べる収穫祭」、さまざまな食べ物や店舗で賑わうこの年に一度のマルシェ、わたしたち made in 寺家・里の恵季 も出店してきました! ーー改めてご説明しますと、made in 寺家は、寺家で生まれた農産物を、さまざまな調味料に作り変えるプロジェクトです。 たとえば…、寺家産の梨を半分以上使って作った焼肉のたれ&万能たれ「肉だれ」寺家産の柿を使って作った酢と、里のengawaの唐辛子を煮て作った「チリソース」 どれも、添加物なし。酢は柿酢、砂糖は甜菜糖を使っています。そして、何より「その季節で収穫できたものから作っている」調味料たちです。 そんなさまざまな瓶詰めたちや、寺家産の野菜・木工作品を販売しているのが、「里の恵季(さとのえき)」というショップです。ーー 会場にいらっしゃったお客様に、たくさんご試食いただきました。 「うわ! おいしい!」「梨のピューレ?!」「寺家にお店があるんですか?!」「あーーー!! この味大好き❤️」 みなさんからおいしい顔をたくさんいただきました!また、里の恵季がある、里のengawaにご興味お持ちいただいた方も。「こんなところにお店があるんですね〜 寺家によく行ってるんですけど知りませんでした!」「今度お店に行ってみます!!」 おいでいただいたみなさま、ありがとうございました!常連の方々もいらっしゃり「この肉だれ、うちにいつもあるから買いに来ました!」という方も…、いつもご愛顧ありがとうございます! これからはmade in 寺家は、柚子胡椒、柚子味噌の季節…! 柚子味噌はお店にありますので、ぜひぜひ!ご試食もできますー!
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草木染め倶楽部のこと
Category : Blog草木染め倶楽部の活動が始まって1年半になります。 ワークショップや講座ではなく「倶楽部」としているのは、先生がいない「みんなでやってみる会」だからです。 それぞれに染めたいものを持ち寄って、四季折々、季節の草木を使って染めてみる。里のengawaの周辺にある草木を使う時には収穫から始めることもあります。 これまでやってみたのは、どんぐりの皮、いがぐり、セイタカアワダチソウ、コブナグサ、からむし、葛、よもぎ、やしゃぶし、びわの葉、桜の枝・落ち葉、ぶどうの枝、梨の枝、柿の枝、紅葉の葉、アボカドの皮と種、玉ねぎの皮、竹炭、くるみ、ログウッド、ブラジルウッド、ざくろ、アカネ、コーヒーなどなど。藍は畑で育てていて夏に生葉染めを楽しんでいます。 媒染を変えてみたり、絞り染めやたたき染め、型染めにしてみたり、バンドルダイに挑戦してみたり。 予想していた以上にキレイに仕上がってうっとりすることもあれば、やってみたけどうまく色が出なかったことや、染めムラができてしまうこともありますが、あぁでもないこうでもない、次はこうしよう!とみんなで相談しながらの実験を楽しんでいます。 草木染め倶楽部は毎月第3木曜日に開催しています。 ご興味のある方はsatonoengawa@gmail.comまでお問い合わせください。
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味噌あけ
Category : Blogお味噌の樽を開ける「味噌あけ」のシーズンがやってきました! 里のenagwaの味噌開けについてはこちら。 今年の初めに味噌作りワークショップにご参加くださった方々が、再び里のenagwaに集合。待ちに待った、わくわくの日ですね! アレックス曰く、お味噌は小さな樽で少し作るよりも、大きな樽でたくさん仕込んだほうがまろやかに美味しくできるそうです。大きな樽をみんなで開けて、一部はその場で試食!まろみとコクのある美味しいお味噌に仕上がっていて、できたてお味噌で作った豚汁、最高でした✨ あとは小袋にわけてお持ち帰り。おうちでも長く楽しめそうですね!! 来季の味噌作りは2〜3月ごろに行います。ainiで募集しますので、ぜひチェックしておいてください。
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【野良の暮らし】足踏み脱穀&唐箕がけ
Category : Blog久しぶりの青空✨脱穀日和、待ってましたよ〜💓センバコキに加えて、足踏み脱穀&唐箕がけ。みんなで交代しながら作業が進みました😊 昔の道具にはいつも感心します。唐箕がけは、風をあてて、藁やごみを飛ばして、1番重いお米を選別する道具。大人も子どもも興味深々。道ゆく人も足をとめていました😅 お昼はひだまりの畑で✨午後も脱穀!今年は、去年よりたくさんお米がとれそうです💓 脱穀、まだまだ続きます🙋♀️たのしみ楽しみ✨今日も一日皆さまありがとうございました。 **************************************************************************************** ■軸となる活動■原材料から作る味噌作り【田んぼ】お米を育て、そのお米を醸して麹をつくります。【畑】大豆を育てます。春から心をこめてお米と大豆を栽培し1月にお味噌をつくります。 お米やお野菜は 無農薬・無化学肥料 できるだけ自然に近い形で栽培します。 ●その他にも 年間を通して 季節の野良仕事、手仕事をみんなで。(例えば裏山でタケノコ掘り。梅干し作り。育てたもち米で餅つき。育てた稲わらでしめ縄作りなど。) ★【活動日】毎週:月曜日・金曜日※祭日は基本としてお休みです 時間 9:30 ~ 17:00 頃(来る曜日、時間は決まっていません。ご都合に合わせて月に何回来ても、何時に来て何時に帰ってもOKです) お月謝制で、ご家族みんなで参加できます。 3月から新年度がスタートしますが、いつからでも参加・見学歓迎です! ★【開催地】開催地:横浜市青葉区寺家町522 「里のengawa」の目の前の畑と田んぼ最寄り駅:小田急線 柿生駅・東急田園都市線 青葉台駅 😊詳細は「野良の暮らし」HPにてhttps://www.nora-engawa.info/IGではこれまでの野良の活動もご覧いただけます。見てね!!
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夏の風物詩、【里山ナイト】大賑わい。〜出店者さんたちの感想紹介②〜
Category : Blog【里山ナイト】キッズの「楽しかった!美味しかった!!」をお裾分け。 後編では、キッズ出店者の一部の皆さんの感想をご紹介します。みんな気持ちいいほど率直で、臨場感たっぷりの感想! 感想かと思いきや要望かい!ナンデャネン!!∑( ゚Д゚ノ)ノみたいな、思わずツッコミを入れたくなる面白コメントもありつつ(笑みんな試行錯誤しながら、とっても軽やかに楽しんでいたことがよく伝わってきます。それでは、どうぞー! ●くるみボタンとキーホルダーワークショップ〈小学5年生の女の子。丁寧にやすりをかけた木札に、自由にお絵かきしてキーホルダーが作れるワークショップと、ハギレを使ってくるみボタンを作れるワークショップを展開〉 「おいしかった!かき氷、唐揚げおいしかった」(※筆者註:他のお店のグルメを堪能した感想が、第一だった模様!)「次はもっと多くの人にワークショップしてもらいたい。アクセサリーワークショップしようかなー!」 ●Ghin〈中学3年生のGHINくんが講師をつとめる、ルービックキューブのワークショップ) ・人がいっぱい来て盛り上がった・この日のために一週間かけて作ったガチャガチャはまだブラッシュアップが必要だけど、楽しんでもらえた・ルービックキューブもやりたい人が来てくれて嬉しかった ●Smile Flower〈アクセサリーや小物 (レジン、しおり) など、手作りのかわいい商品を販売〉 「里山ナイト、すごく楽しかったです。スーパーボールすくいを前に別の イベントで出店したときと比べて、今回はすごく人が来ていたのでおどろきました。しかも、スーパーボール以外の商品も思った以上に見てくれる人がたくさんいてくれました。また来年もやる機会があれば、出店したいです。」 ●紙コップに入れろ!ピンポン玉ゲーム〈小学5年生男子3人チームー前年に続いて、2回目の出店ー〉 Eくん・去年よりお客さんがたくさん来て良かった・色んな人と関わることができて良かった・3人で盛り上がって楽しかったから、来年もまたやりたい・おいしい食べ物がたくさんあった Tくん・もうちょっと食べ物屋さんを増やしてほしい。ホットドッグやソーセージが食べたかった。・休憩時間があまりなかった、つまり大繁盛ってこと。・良かった点は、景品があまり残らなかった。去年はけっこう余ったから。 Kくん・看板をつくったりゲームの中身を一緒に考えて仲間との信頼が深まった。・昨年より友だちが最初にたくさん来てくれて嬉しかった。・友だちの提案で、看板を見やすくするために文字の色を調節したり電気をつけたりした。・景品の値段の調節がうまくできた。S賞をよくしたことで、結構売れた気がする。・ある程度自分たちでお母さんたちに頼らずできてよかった。・利益は思ったより少なかった。来年やるとしたら、値段を上げてもうちょっと面白い仕組みにしたい。 ●射的屋 / 四天王TKHR〈小学6年生男子4人チーム〉 Tくん・説明した後、景品ゲットしてもらった時、お客さんがめちゃくちゃ喜んでくれたのが、楽しかった! Kくん・ 最初はお客さんが全然来なかったから焦ったけど、最後の方は沢山来てホッとした。 途中で値段を下げてから来てもらえたので工夫してみて結果よかった。 Hくん・思っていたよりもお客さんがきて焦った。弾拾いが楽しかった。みんな(お客さんもお店のみんな)で盛り上がれたのでよかった! Rくん・忙しかったけど、楽しかった!一番楽しかったことは接客。弾が外れたとき、おしい〜!とか盛り上げる言葉が言えなくて、でもHがたくさん声出ししてくれて助かった。たくさんお客さんがきてくれてよかった〜!! (筆者註:ちなみに、四天王が当日いきなり五天王になり、気づけば六天王になっていたらしいです(゚∀゚)ギャハハハハ) ●UFO屋さん〈小学1年生・3年生の兄妹チーム〉 ・おきゃくさんがいっぱいきて、たいへんだった。つかれた。・おきゃくさんがいっぱいきて、うれしかった。つかれたけど、たのしかった。とちゅうでぬけておともだちとあそんだ。あとからあげがおいしかった。 ****** いかがでしたでしょうか! わたしは読ませてもらって、キッズたちのワクワクや喜びをお裾分けしてもらったような、とてもしあわせな気分になれました。 今から既に、次回里山ナイトが待ち遠しい! 気候変動により夏が長期化している昨今、1シーズン中の里山ナイト2回開催も、待望されるところです! 感想コメントを寄せてくださった皆さま。本当にありがとうございました!
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夏の風物詩、【里山ナイト】大賑わい。〜出店者さんたちの感想紹介①〜
Category : Blogengawaらしさ全開、“ゆるゆる”楽しい空気を紙上再現!? 去る8月21日の、夜。もはやengawa夏の風物詩、と言っても過言ではない【里山ナイトマルシェ】が、今年も開催されました! 3回目となる今回も、キッズ出店者による縁日系のお店を中心として「これでもか!」というくらい、フード系の出店が充実。 夏休みとはいえ平日の夜だったにも関わらず、たくさんの人出で大賑わいでした。 ただ、お伝えしたいのは、「大賑わいでした!」ということとは別にありまして…。 それは、賑やかでありながらengawa独特のおおらかな、ゆるゆるとした楽しい雰囲気。 その場にいた多くの方に、共感してもらえるのではないかな?と思います。これを伝えるに当たって、たった1人の書き手の言葉で完結させてしまうのはもったいない!!そこで当日、“チームengawa”としてかき氷屋さんを担当してくださった皆さん、それからキッズ出店者の皆さんに、感想を寄せてもらいました! まず前編として、かき氷屋さんをお手伝いいただいた方々の感想をご紹介します。 どれも賑わいと、あたたかさが文章ににじみ出ていて読んでいると当日の情景が浮かんでくるよう。 マルシェにいらした方は、一緒にあの雰囲気を思い出し、ちょっとほっこりしていらっしゃれなかった方には、当日のあったかいわちゃわちゃっぷりに、少しでも触れていただけたら嬉しいです。 特製いちごソース。「足りない!」続出の人気っぷり ◯里のengawaの雰囲気、集まるひとたちの人柄が大好きで、「カキ氷屋さん手伝ってくれるひと募集!」を見て真っ先に手🖐️をあげました!当日は駅から割と離れたこの場所にどれくらいのひとがくるのだろうとワクワクドキドキ💓私は草木染め倶楽部の仲間3人で、一番混むと予想される18時〜19時の担当でした。 カキ氷の機械も初めてで、やってみたら案外難しい!!と思ってる間にもお客様が次から次へとやってくる😂里のengawa特製のいちごソースが大人気でスプーンが足りない!ソースがなくなる〜となるくらいの大盛況でした!!ドタバタの時間だったけど買いにきてくださるお客様、おとなもこどももさすが里のengawaに集まる方々!といった感じであたたかい目でお待ちいただき感謝でした✨大盛況の夏祭り、とにかく楽しかったです!! 「ごちそうさま!」「おかわり」。お客さんとの交流も嬉しい ◯かき氷の販売なんて初めてで、最初は緊張していましたが、里のengawaのマルシェ全体のゆる〜い雰囲気のおかげで、リラックスできて楽しかったです!自家製シロップは、一番人気のイチゴはもちろん、梅と紫蘇のシロップもかき氷には珍しいし、何より美味しいからお客さんにもたっぷり味わってほしくて、ついシロップ多めにしてしまいました笑大きな声で『ごちそう様でした!』と食器を返しに来てくれるお子さんや、おかわりを買いに来てくれるお客さんもいて、ほんわか温かい気持ちになれた夜でした。参加させていただけて良かったです。 開始10分前、まさかの“無い無い”づくし!!どーにかなる、する! ◯レベル50を過ぎても(これ初めて挑戦する)って事があるのが嬉しく&いつも楽しいマルシェのお役に立ちたくて参加しました。やる気満々で行くと開始10分前で値段決まってない、看板も無い(笑)学校や町内会その他だと、こんなてーげーな訳には行かない(沖縄言葉。物事をきっちり突き詰めず、程よい加減でやる風な意味)私は心の中でニヤニヤしてました。大枠はあれど突き詰めすぎない、その場でバタバタ決める(その場感)が楽しい。大急ぎで段ボールに看板を描き、相談して値段を決めどうにかOpen!丁寧に作られたシロップはめちゃめちゃ美味しく、食べた方は幸せにするお味。自信を持って提供させて頂きましたみなさんに喜んでもらえたかな?そして、なんの困り事も無くあっという間に交代時間になっちゃいました。 始めから決めてない事で瞬発力や、思いがけない面白さを産んで、多分(終わりよーし)になるから私はどーにかなる、どーにかする時間でニヤニヤしているのが好きです。またお手伝いさせて下さい。いつもありがとうございます。 駆け回る子どもたち。楽しそうな笑い声 ◯今年も里山ナイトが開催。道の向こうの竹林に夕日があたる頃 たくさんのお客様が夏まつりにお越し下さいました。子供達がパタパタと会場を駆けてゆく楽しそうな笑い声を聞きながら 私はかき氷を販売しました。里山ナイトのかき氷は大人気!「今年も食べに来たよ」「すっごく美味しい」との嬉しいお言葉を頂き 暑さも忘れ楽しい時間でした。ありがとうございました。また来年の夏も楽しみですね。 ◯念願だった、かき氷屋さんの手伝い。みんな笑顔、嬉しくて幸せ 毎年楽しみにしている里山マルシェ。今年は念願だったかき氷屋さんのお手伝いに参加しました。いちごと梅の自家製シロップのかき氷は大好評で、お客さんがひっきりなしにいらしてました。でき上がったかき氷を目の前にすると、みなさん笑顔。その様子を見るたびに、とても嬉しくて嬉しくて幸せな気持ちになりました。今年の里山マルシェは大盛況でしたね!灯りが照らされている風景はみんな楽しそうで、とても幻想的でした。楽しい企画をありがとうございました。 ******感想をお寄せくださった皆さん、ありがとうございました!後編では、キッズ出店者の皆さんの感想をご紹介します。
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【「里の草木染め倶楽部」に潜入取材!家庭科?科学?哲学!?自由で楽しい学びの場】
Category : Blog2月にengawaハナレで始まった、「里の草木染め倶楽部」。募集開始してすぐに一旦締め切るほど、当初から多くの反響が寄せられているengawaプロジェクトです。その説明にある、次の一文。 「『里の草木染め倶楽部』は講座ではなく、実験室です」 ( ゚д゚)ジッケンシツ?真相を探るべく、開催日に潜入調査を敢行!するとそこは、「草木染め」の響きから想像される、手仕事の温もり…だけでなく、調理実習さながらの「家庭科」“ガチ実験”を通じての「理科」そして、道徳…倫理…いや、「哲学」の要素が散りばめられた、素敵な学びの場でした。 今回のブログでは、その模様をリポートします【c゜□゜)q←マイク ****** 草木染め倶楽部では文字通り、小枝や葉っぱ、木の実の殻など寺家で採れる四季折々の自然物を使って色染めを楽しみます。毎月1回開催し、いつも大体10人近くが集まるそう。 潜入したのは10月初旬、この日の染料は「葛(くず)」。わたしは気に留めたことがありませんでしたが、寺家にはツル性の葛の葉が繁茂しているのです。 この葛の葉の力で、黄色・緑色の染色を試みるのがこの日のテーマ!さっそく朝、集まった参加者で葛の葉を採取しました。これを、まず… 刻む!!!工エエェェ(゚д゚)ェェエエ工 その光景はまるで、調理実習。草木染めに、そんな「家庭科」的な工程があったとは…!ただ、本物の調理実習と違うのは、ちゃぶ台を囲んで会話を楽しみつつ葉っぱを刻んでいる、和気あいあいとした雰囲気でした。 「次回は何で染めましょう?この季節に採れるもので、面白そうなものは…」問いかけに対して、いろいろな案が出されます。葡萄のツル、柿の葉、赤紫蘇の茎、イガグリ・どんぐりの殻… …どんぐり!?? どんぐりで染め物が出来るんですか!??( ゚д゚)ヒョエー 無知なあまり、ひたすら驚き続けているわたしに参加されているおひとりが、これまで様々な染料で染めてきた糸や布類を見せてくれました。 薄緑や黄色、水色、ピンク…自分の語彙ストックから、そう言い表すしかないのが悔しいのだけど( `°罒°)ムキーどれも、淡く、やさしい色合いです。見て触って、気持ちがほどけていくのが分かりました。 特に、視覚的な癒し効果は確かな気がします。現代は、目に入ってくる刺激が昔よりもずっと強いはず。スマホやPC等の電子機器が、日常に溶け込んでいることはもとより一般的に流通している服には、蛍光染料も当たり前に使用されています。数千年、もしかしたら数万年前から人類が親しんできただろう草木染めを見ると本能的に、目が安心するのかもしれません。 ……そんなふうにボーっと浸っていたら( ゚ ρ ゚ )ボーーーー 皆さん、調理室へ移動!重曹を入れ沸騰させた湯で20分、刻んだ葛の葉を茹でる工程に移りました!c゜□゜)q←マイクなお、葛の葉はアクが強いため、一煎・二煎目の湯は捨てて、三煎目の葉っぱで染色するそう。 茹でている間、染めるために各自持ち寄った布類を、鉄など金属成分を含む「媒染液」に浸しておきます。これは、染料の色素を植物性の繊維に定着させるために、必要な工程。 と、ここで【リトマス試験紙】が登場!( ゚д゚)目指す色に近づけるには、染料のph濃度が重要なのだそうです。まさか草木染めで、「理科」の必須ツールにお目にかかるとは! さて、調理室に戻ってみると…葛の葉を煮出している湯が、濃い茶色に変化しています!! 見た目からしてドロドロ、まさに「アク!」の様相。三煎目から染色する、というのも納得です。これは捨てるよね… …と思っていたら「染めてみよう!」の、参加者さんの声。 染めてるーー!!一煎目のお湯で染めてるーーー!!工エエェェ(゚д゚)ェェエエ工 「わたしも染めちゃおうかな」「わたしは三煎目からでいいや!」 皆さん、何とも自由。そして何より、楽しそうです。この時、参加者さんが発した言葉がとても印象的でした。 「皆の経験値を寄せ合うのが、面白いんだよね。先生に習う教室みたいな形式だと、染めあがった色が正解か、そうじゃないかで判断されがち。でも、何事も経験することが大切だし、草木染めに“正解はない”よね」 .˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.ジーーーン… 大人になると(随分昔ですけど)世間の常識にまみれ、どうしても万人に共通する正解を求めがちです。でも「これ、どうなるかな」「やってみよう」という好奇心・挑戦心とそこから生まれ、積み上げていく経験値にはきっと、もっと大きな価値があるはず。それらこそを大切にして、生きていこう!と、決意を新たにできました。(`・ω・´)シャキーン ****** 布類は最終的に、ほんのり黄味がかった、渋い薄緑色などに仕上がりました。ちなみに三煎、四煎目での染色は、あまり色が出なかった模様。そんな「結果」「成果」よりも、もちろん楽しんで実験できたことがすべてです! 「里の草木染め倶楽部」潜入取材はこうして、人生哲学をも教わって幕を閉じたのでした。 ****** 「里の草木染め倶楽部」、次回は11月8日(金)に開催予定。 追加で数名の受け入れが可能だそうです。“実験”を楽しみたい方は、ぜひ!
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【engawaサウナ】プロジェクト始動! 「自然を感じ、ほっと緩む」を日常に
Category : Blogこんにちは。engawaブログ担当の鹿島香子です。 ・母屋のリノベーション・【野良の暮らし】の小屋づくり・レンタルスペースの【いろり庵】、【ハナレ】のリノベーション・engawa初の店舗【恵季-eki-】、その屋台【恵季カウンター】のオープン すべて、手掛けたのはengawa工事部(≒engawa管理人のアレックス)です。一般には「廃材」と称されるような、古材や古道具を地元の方々から譲り受けそれらを丁寧に磨き、資材として蘇らせ、交流の場や店舗などの新しい価値を次々と生み出してきました。 ここまでほぼ途切れることなく、活動してきたengawa工事部。engawaのSNSアカウントで既に発信されているので、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが次なるプロジェクトは、【engawaサウナ小屋】です! https://motion-gallery.net/projects/satonoengawa-sauna /そう来たか〜。うんうん、世はサウナブームだもんね〜。\ ……と受け取ったそこのあなた!!(☼ Д ☼) クワッッ!!!一般的には、「整う」「デトックス」といったワードと共に語られることが多くそれらを叶えてくれるのも、サウナの素敵な一面ですがengawaサウナはそれとはひと味違って、“日常でほっと緩めるサウナ”をイメージしているそうですよ。 更に。“前身”時代から含めると、このサウナプロジェクトは実は、世のサウナブームに先駆けて始まっていたのです…! ▷▷▷ engawaで開催されている、毎月恒例の萬駄屋マルシェ。1年前の23年春、【ほどほどサウナ】さんによる「女性専用テントサウナ体験」の出店が始まりました。こちらは、フィンランド式を取り入れたサウナ。木を燃やして火を起こし、それによって熱された石に水をかけると、そこから蒸気が立ち上ります。この蒸気がテント全体をゆっくり、穏やかに熱くしていく…という仕組み。 わたし個人の感想になりますが、「今日は絶対汗かきまくってデトックスしてやる!!(ꐦ°᷄д°᷅)ウラアアァァ」と、覚悟して入室したところ 「あれ、息がしやすい。苦しくない!気持ちいい!!(´∀`)アハハ」 良い意味で、思っていたサウナと全然違いました。 しかも、テントから出た瞬間の、肌に当たる風の心地よさと言ったら。これに該当する顔文字が見当たりません…… 「入室時間も回数も、決まった答えはないんです。成果や結果を出したい』 より、『なんかいいな』 自分の感覚で楽しんでください。 自然の中にフワーっと溶け込み、解放されていく感覚を味わってもらえたら嬉しいです」 ほどほどサウナを主宰するナツコさんは、こう言います。 ただテントサウナは、天候に左右されるという弱点が。実際に強風で、マルシェ出店を取りやめた日もありました。 そのため、「サウナを常設にできたら」という思いが、ナツコさんにはかねてあったそう。 この思いが実は、engawa工事部代表・アレックスにも共通していて… ▷▷▷ 遡ること9年前。 engawa母屋のオープンに向けて、家屋のリノベーション工事をしていたアレックスは、「ここに露天風呂があったらなぁ…」と夢見ていました。 。o0○ ポワーン( ゚д゚) Oo。。 仕事も肩書きも属性も異なる多様な背景を持つ人たちが、ここで出会い縁をつむぎ、和になるといいな…そんな思いが、縁側に込められています。 屋外の開放感のもとでじんわり温まる中、人と人の心の距離も縮めてくれるだろう露天風呂と、engawaとの相性はきっと抜群のはず! アレックスはこの夢を、構想としてずっと温めてきました。その証拠に、後にハナレをリノベーションした際の設計図には 端っこに、「ゆ」の文字がはっきりと表示されています!! とはいえ、ハナレが面しているのは人通りの多い公衆道路。露店風呂の設置は、現実的ではありません。 夢、ついに潰えたか……( ºΔº )〣 と思われた、ちょうどその頃。 世間に到来していたのが、空前のサウナブームです。 サウナであれば、立地条件の制約をクリアできる! ここで設計図に、「sauna」が書き加えられたのでした。 ▷▷▷ 2つの思いが重なり、engawaサウナ計画が本格始動したわけですが サウナ建設にはやはりというべきか、多額の資金が必要であることが分かりました。( ゚д゚) リノベーションなど、これまでの工事に掛かる費用はすべて、engawaとして捻出してきましたが 今回ばかりは工面が難しい…! それでも縁側サウナを通じて「縁が和」を形にしたい!という強い願いがあり クラファンを実施する運びとなった、とのこと。 ナツコさんが中心となって、プロジェクト全体の進行役を務めています。 「絶景の地で大自然を堪能できるサウナに足を運ぶのも、もちろん素敵な体験だけれど、里山にあるサウナでほっと緩むような体験がもっと“日常”でできたらいい。 そんな場所になるといいなと思っています」(ナツコさん) ▷▷▷ 個人的には、秋口の涼しくなってきた頃、紅葉を眺めながらサウナでのんびりしたいなあ。










